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総合情報


九州大学薬学部臨床薬学教育センター長
小柳 悟

九州大学薬学部臨床薬学教育センターは平成22年度4月に開設し、臨床薬学科学生の実務実習事前教育、病院・薬局実務実習支援を行ってきました。現在、5名の教員 (教授2(併任)、准教授1、講師1、助教1)が配置されており、薬剤師業務、支援業務に加え、県薬剤師会、市薬剤師会、調整機構等への参画などに携わっています。同センター内には調剤実習室、TDM実習室、服薬指導室、DI室、無菌製剤室、注射剤室、講義室、セミナー室などが整備され、ハード・ソフトの両面から学生をサポートできる体制を備えています。

30年前の大学院重点化に伴い、九州大学では医療系講座の充実が図られました。当時は、薬学部が医学部や診療科と共同研究を行い、その知見を学会報告や論文発表することは極めて珍しいことでした。本学部では重点化以前から臨床系講座を病院薬剤部内に設置し、医学部との共同研究などを通じて医療薬学の教育・研究を牽引してきた歴史があります。これらの業績が全国に医療薬学の必要性が認識されるきっかけにもなりました。

臨床薬学教育センターの利点は、九州大学病院内に設置されていることです。九州大学病院は特定機能病院であることから、高度な先端医療の提供が義務付けられる一方で、ARO次世代医療センターや先端医療オープンイノベーションセンターが中心となって、治験や臨床研究を推進する役割も担っています。薬学研究院には薬学の専門家として、こうしたミッションへの参画が強く望まれています。

九州大学大学院薬学府には創薬科学専攻と臨床薬学専攻が設置されており、創薬・治験・臨床研究・医薬品適正使用について高度な知識や技能を有した薬学研究者・薬剤師を輩出し続けています。今後も臨床薬学教育センターは、地域の医療関係者のご協力を仰ぎながら、薬剤師教育と医療薬学研究で中心的な役割を果たしていきます。皆様方のご協力とご支援をお願いいたします。

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