ホーム  > 学生向け情報 > 大学院(博士課程)

  • カリキュラムカリキュラム
  • 薬学共用試験薬学共用試験
  • 実務実習事前学習実務実習事前学習
  • 薬局実務実習薬局実務実習
  • 病院実務実習病院実務実習
  • 大学院(博士課程)大学院(博士課程)

学生向け情報

九州大学薬学府臨床薬学専攻博士課程の教育方針(目標)と学修のしくみ

学府・専攻の目的

九州大学薬学部・薬学府は、物質の科学と生体の科学との融合深化を図るとともに、健康の維持・増進のため疾病の予防・治癒に向けた医薬の創製及び環境に関わる科学を体系的に探究し、その成果を具体的な科学技術や技能として、21世紀における高度知識社会・高齢化社会へ還元することによって人類の医療・福祉に貢献することを基本理念としている。

この理念に基づき、「臨床薬学専攻(博士課程)」では、人間に対する全人的理解の基盤に立ち、医療現場で活躍する高度薬剤師及び臨床薬学研究者の育成を目的に、医療現場での実践力、問題提起・抽出能力及び解決能力を持ち、医療人として質の高い薬剤師、医療薬学の将来を担う指導者、教育者、研究者を目指す人材を育成する。

育成する人材

(1) 豊かな人間性を備えた薬剤師の育成

豊かな人間性とともに、医療人としての深い感性や高い倫理観を育む。さらに、将来、指導的な立場で活躍でき、的確で総合的な判断力と課題探求能力を持つ優れた薬剤師を育成する。すなわち、「先端医療薬学研究実験」により高い研究能力を養成する。また「先端医療薬学研究演習」により高い論文作成能力を養成する。さらに、最先端の臨床研究の現場における学びの場を提供するため、学生の「臨床研究演習」、「臨床試験演習」、「専門薬剤師講義・実習」などの研究・実習・演習プログラムへの参加・研究発表を奨励し、複数教員指導体制を通じた研究指導を実施し、関連する講義科目の修得、演習を通じて将来独立した医療人として質の高い薬剤師、医療薬学の将来を担う指導者を目指す人材を育成する。

(2) 高度化・専門化する医療に対応できる人材の育成

医療現場で適用する実践力を備え、医薬品の適正使用を推進するため、服薬指導・薬歴管理・リスクマネジメント・安全な薬物療法の提供・医薬品情報の伝達や治験の推進等の業務についての知識・技能習得に止まらず、さらに高い専門性を目指す薬剤師を育成する。すなわち、「専門薬剤師講義・実習」などの研究・実習・演習プログラムへの参加・研究発表を奨励し、複数教員指導体制を通じた研究指導を実施し、関連する講義科目の修得、演習を通じて将来独立した専門薬剤師を目指す人材を育成する。

(3) チーム医療に参画できる薬剤師の育成

九州大学病院との連携と協力により、チーム医療に参画できる技能・態度を備えた薬剤師を育成するとともに、模擬患者による演習や実務実習を通じて、コミュニケーション能力をも含めた高度な実践能力を涵養する。最先端の臨床研究の現場における学びの場を提供するため、学生の「臨床研究演習」、「臨床試験演習」などの研究・実習・研修プログラムへの参加・研究発表を奨励し、複数教員指導体制を通じた研究指導を実施し、関連する講義科目の修得、演習を通じて将来独立した医療人としてチーム医療に参画できる質の高い薬剤師、医療薬学の将来を担う指導者を目指す人材を育成する。

(4) 医療薬学領域において、薬学研究を遂行できる研究者・教育者の育成

質の高い医療薬学の実践と研究活動を推進し、臨床現場と基礎薬学との橋渡しを行うとともに、独創性豊かな研究シーズ発掘を担う研究者・教育者へ発展し得る人材を育成する。「先端医療薬学研究実験」による高い研究能力を養成するため、複数指導教員の指導のもと独自のテーマについて研究を推進することにより、科学的思考力に基づく研究遂行能力と問題解決能力が育成される。また「先端医療薬学研究演習」による高い論文作成能力を養成するため、臨床薬学に関する研究計画立案から研究論文作成、研究発表までのプロセスをテーラーメイドで指導し、効率の良い研究の進め方を体得させる。さらに、最先端の臨床研究の現場における学びの場を提供するため、学生の「臨床研究演習」、「臨床試験演習」、「専門薬剤師講義・実習」などの研究・実習・演習プログラムへの参加・研究発表を奨励し、関連する講義科目の修得、演習を通じて将来独立した医療薬学の将来を担う指導者、教育者、研究者を目指す人材を育成する。

(5) 創薬科学と臨床薬学のコラボレーションにより新研究領域を開拓できる能力を備えた人材の育成

創薬科学と臨床薬学の独自性を十分活かした上で、両者のコラボレーションにより新たな学術領域を開拓することが次世代科学の発展において必須である。「先端医療薬学研究実験」や「先端医療薬学研究演習」を基盤に、「創薬・臨床コラボ実習」などの教育プログラムを通じて、これらの研究能力を備えた人材を育成する。

カリキュラム

(1) 「先端医療薬学研究実験」による高い研究能力の付与

博士1年より4年にわたり、複数指導教員(主指導教員1名、副指導教員2名)の指導のもと独自のテーマについて医療薬学研究を推進することにより、科学的思考力に基づく研究遂行能力と問題解決能力が育成される。

(2) 「先端医療薬学研究演習」による高い論文作成能力の付与

医療薬学に関する研究計画立案から研究論文作成、研究発表までのプロセスをテーラーメイドで指導し、効率の良い研究の進め方を体得させる。

(3) 「臨床研究演習」による高い臨床研究推進能力の育成

博士1年前期に、臨床薬学教育センターを中心として実施される臨床研究演習に参画することで、臨床研究を体得する。

(4) 「臨床試験演習」による高い臨床試験推進能力の育成

博士1年後期に、外部の臨床試験施設において、治験に関する業務、法律一般について演習することで、治験の内容を体得する。

(5) 「専門薬剤師講義・実習」による高度な専門学力の向上

がん専門薬剤師、がん指導薬剤師となるための講義を受講し、実務実習及び研究を行う。

(6) 「創薬・臨床コラボ実習」による創薬科学と臨床薬学のコラボレーション実習により新研究領域を開拓できる能力の付与

創薬科学と臨床薬学の独自性を十分活かした上で、両者のコラボレーションにより新たな学術領域を開拓することが次世代科学の発展において必須である。先端医療薬学研究実験や先端医療薬学研究演習を基盤に、創薬・臨床コラボ実習などの教育プログラムを通じて、これらの研究能力を備えた人材を育成する。博士1年より4年にわたり、学内及び学外で展開されている製薬企業及び医療現場との産官学共同研究に参加することにより、臨床薬学の視点から創薬科学に着目した研究理論、技術及び発想を修得する。また創薬の流れの中での自らの研究の位置付けを理解し、総合学問としての創薬プロセスについて理解を深め、新たな研究領域で研究を実践できる能力を培う。

大学院入試案内大学院入試案内
研究分野研究分野
ページのトップへページのトップへ